2014年4月16日水曜日

第23回ゲスト:小野寺綾

第23回 SALONAIRは、4月20日(日)日本時間 23時スタートです! 



1984年    宮城県気仙沼市出身
2005年より  ドイツ連邦共和国ベルリン市在住
2012年    ベルリン芸術大学造形学部絵画科研究生 
        ブァクハァード・ヘルド教授師事
        (平成23年度文化庁新進芸術家海外研修制度研修員)
2008-2011
年 ベルリン芸術大学造形学部絵画科卒業
        2008−2009年 フランク・バドァー教授師事
        2010−2011年 ブァクハァード・ヘルド教授師事
2007
年    ベルリン芸術大学造形学部絵画科聴講生 フランク・バドァー教授師事
2005
年    女子美術大学短期大学部造形学科絵画抽象コース卒業
受賞並びに奨学金
2011 平成23年度文化庁新進芸術家海外研修制度研修員
2005  
卒業制作研究室奨励賞 [女子美術大学短期大学部造形学科]
個展
2012 The small blue garden
    [NCR Kleingartenanlage in 48 stunden Neukölln, ベルリン]
2011 Vein [G11 Galerie ベルリン]
    Das Meer nimmt alle Herzen, Leben mit 
    [Baumwollspinnerei, ライプツィヒ]
 
2009   Was am Flussufer des Tagesanbruchs gesehen wurde,
         war vielmehr ein Gebet als Wörter
    [グレーヴェン市芸術協会]
2008    Der Vermilion Raum
    [OHAYO JAPAN!/リンデンフェルスウェストフリューゲル、ライプツィヒ]
2007   Der Mythos [Galerie Zeitzone、ベルリン]
     The Vision of a Cave [Galerie Zeitzone、ベルリン]
2005   発心青 [府中市立美術館、市民ギャラリー、 東京]
         A green Lion of the Art [O Gallery、東京]
         Art womb [川口アートファクトリー、 埼玉]
2004   ex-stasis [exhibit LIVE、東京]
グループ展
2014   "PHYSIS" [JDZB, Berlin]
           Distant Observations. Fukushima in Berlin [Kunstraum Bethanien Berlin]
2013   "PHYSIS" [ヴェリア&アテネ, ギリシャ]
           "Requiem"
在独日本大使館 [ベルリン]
            Rotes Neues Rathaus/
ベルリン赤の市庁舎 [ベルリン]
2012    Rundgang der UDK [ベルリン芸術大学]
            [Landesschule Porta,
ナウムブルグ]
2011    Rundgang der UDK [ベルリン芸術大学]
           
卒業制作展 [ベルリン芸術大学]
            New Year's Reception [Kunstraum Richard Sorge,
ベルリン]
2009    ZEIGEN. AN AUDIO TOUR THROUGH BERLIN BY KARIN SANDER
            [
テンポレーレ ベルリンアートギャラリー]
           
シュピンネライ125周年記念展覧会 [シュピンネライ、ライプツィヒ]
            A sustanible world is a just world  [Pro Art Gallery
、アテネ]
            Caravan show [
なびす画廊、東京]
2008    [Culture centre、トラヴニック、ボスニアヘルツェゴビナ]
            [Cavanacor Gallery
、ドネガル、アイルランド]
            [
シュピンネライ、ライプツィヒ]
2007    Unschuldige Malerei [アートルーム t27協会企画、ベルリン]
2006    La Menagerie [Galerie H 17、ウィーン]
2005    8201 [exhibit LIVE、 東京]
          Avant-Girls [live]! [exhibit LIVE、東京]
アーティスト イン レジデンス 
2013 PHYSIS -a european project- ヴェリア、ギリシャ
2008   LIA - Leipzig International Art Programme、ドイツ

Web site: www.ayaonodera.com





ゲストが活動しているベルリンの風景(撮影:小野寺綾)


2014年4月14日月曜日

<後記> 第22回ゲスト:土屋萌児さんより

ALIMOさん、大野さん先日はありがとうございました。
対談の後半はおにぎりをくわえた娘も参加しお騒がせしましたが、楽しかったです。

アニメーションを作り始めた頃の話で、2人とも2004年にセルアニメーションみたいに絵を動かすにはどうすればいいのか考えた末に、ALIMOさんは絵を塗り重ねて動かし、僕は絵を切り取って動かしそれをビデオで撮影してアニメーションを作ってみたという体験について話したのが特に印象深かったです。
テレビや映画で見るアニメーションがどうやって作られているか知る前に自分でやってみたらこうなったという所からスタート出来たというのは実はすごく価値のある事なのではないかと思いました。

今、アニメーション作品”耳なし芳一”を作っている中で、その感覚と少し共通するかもしれないと思うのは、古来から民話や怪談話は口承で人から人へ伝えられてきたわけですが、もう少し怖くなった方が面白いとか、それぞれの解釈も混ざってゆくので話が生き物のように時代と共に微妙にデフィルメされていったのではないかと思います。
その後は多くの人が文字を読めるようになったり、小泉八雲が怪談を本にしたり、現在では文章をコピーペーストして伝える事が出来るようにもなったのでデフォルメされる余地があまり無くなってしまったと思いますが、僕は物事を正確に伝える事よりも人というフィルターを通って出てきた物が本人は同じと思っていても実際には前と違ってるという事の方に人間の可能性を感じてしまいます、そういう部分が愛おしいとも思います、そこで何を感じたのかにすごく左右されるからです、実生活では喧嘩の原因になるけど。
アニメーションを作るという行為も生き物のように人というフィルターを経由して勝手にデフォルメされながら今まで来て、これからも行くのだと思います。

ALIMOさん、大野さんこのような機会を与えて下さりありがとうございました。
実際に会える日を楽しみにしています!


2014年4月13日、土屋萌児