2013年5月30日木曜日

第7回ゲスト:鈴木悠哉

次回SALONAIRは、6/9(日)日本時間 23時スタートです!  


1983 福島市生まれ、ベルリン在住
2007 日本大学芸術学部美術学科版画専攻卒業

個展
2012 庭と、その半分。せかい、その他 (CAI02)
2011 かみさまといちにち(salon cojica)
2010 underwater ( D&DEPARTMENT SAPPORO)
2010 here (salon cojica)
2009 toremolo ( temporary space )
2009 some people / 14flowers ( ギャラリー門馬annex)
2008 hunza * 25 (CAI02)

グループ展
2012 the last one before the break ( Duende studio /ロッテルダム)
2012 日常の冒険(500M美術館/札幌)
2007 修了制作展(ギャラリー川船)
                       ワークショップ
                        2011 saeed ensafi studio (テヘラン)

                        レジデンス
                        2012  Duende studio (ロッテルダム)

                       鈴木悠哉 HP    http://yuya-suzuki.tumblr.com/




2013年5月27日月曜日

<後記> 第5回ゲスト:鈴木光さんより

日本、エストニア、ドイツとつながるこのSALONAIRの企画は、面白い試みであると思いました。というのは、僕は、ベルリンもしくは他の国と日本を撮影することで、日本とその場所を結んだ作品を制作しようとしているからです。そういえば最近、”YOU DRIVE ME CRAZY”(http://youdrivemecrazy-film.de/de/)という映画を見てきました。その映画は、インド、ドイツ、日本にそれぞれ一人の外国人が住んで、その場所でドライビングライセンスを取得するまでを追ったドキュメンタリーでした。その感想を書く前に、僕がこの外国に来て始めに気になっていたことを少し書きます。
ドイツに住む生粋のドイツ人は、どんなことを普通としているのか?それはつまり、これは自分にとって当たり前すぎて何もそこに対して言う必要がないというようなことであり(例えば昔からあるもの)これに対しては何か言わないと気がすまない(新しいもの)とかそういうような話のことです。ある一つの方向からそれについて書くと、例えばある外国の文化が入ってきたときに、それは私は受け入れられないとか、これは受け入れることができるとかっていう話になったりするんだと思います。その話の続きで、ドイツ人が外国人をどう見ているのか、例えば何か偏見とかそういうものがあるのかとか。そういうことが気になっていました。
これは、ドイツ人の立場からものを見てみたいという欲求でした。

それで、映画の話に戻ると、この映画が描こうとしていたものというのは、現地の人からの視点とは全く逆で外国人の視点から描いた映画でした。具体的には、外国人がどうその場所に適応していくのか、また、どういった視点で彼らはその国を見ているのか、その国に住んでいるインド人,ドイツ人,日本人は、どうその彼らを受け入れているのか、という話です。
実は、僕がここに住んで1年目を迎えて、さてやっと少し慣れたので何をしようかと考えていて、やはりあたりまえにドイツ人の視点でドイツ語で、ものを考えるというのはできない。だから、それを素直に自分が外国人の視点で、この場所をテーマに作品を作ろうと思いました。そんなあたり前のことを何を言っているんだと思う人がいるかもしれないけれど、始めのころはそれが少しでもできるもんだと信じていました。でも、できないと感じました。

それで、僕もこの映画と同じような視点で外国人の目線から映像を撮っていこうと思っています。でも、僕がこの映画に対して思ったのは、確かにドライビングライセンスを外国人が外国で取得することはたいへんなわけなんだけれど、いろんな苦悩を乗り越えてそれを得た、といったときに、その映画の続きに何が待っているか。それはやはり彼らが徐々にその国での生活におわれていくんだと思います。この映画ではその後の生活については、描かれていませんでした。それがなかったというところで、僕は正直すごくもの足りなさを感じてしまいました。つまり、彼らはまだその国の一員として、その生活圏の中に埋没しているわけではないと思ったからです。つまり僕がやりたいのは、外国人が外国の生活に順応して、少しでもヨーロッパナイズされたり、水の中に水があるように生活している方を撮っていきたいと思っているということです。この1年がどんな年になるのか、本当に自分でも楽しみです。

ALIMOさん、大野さん、SALONAIRに呼んでいただいてありがとうございました。


第6回ゲスト:樋口貴彦(スイス)アーカイブ映像


Video streaming by Ustream

2013年5月25日土曜日

第6回ゲスト:樋口貴彦

次回SALONAIRは、明日の5/26(日)日本時間 22時スタートです!  
★通常より1時間早めて22時より配信いたします。


1976年 長野県生まれ。諏訪清陵高等学校出身。
2000年 東京学芸大学芸術課程芸術学・演劇コース卒業後、けんちく工房邑にて大工補佐。
2003年 筑波大学大学院芸術学研究科卒業
2004年~2005年 スイス政府奨学生としてメンドリシオ建築アカデミーに留学。ペーター・ズムトー氏に師事。
2005年~2006年 Ruinelli Associati Architetti(スイス)勤務。
2008年 筑波大学大学院博士課程修了(安藤邦廣研究室)
2009年~2012年 東洋大学木と建築で創造する共生社会研究センター 研究助手
2012年~2013年 文化庁新進芸術家海外派遣制度研修員としてスイス連邦工科大学建築学科ジョン・カミナダ教授の元で客員研究員。 

Facebook    https://www.facebook.com/higuchi.takahiko.5

日常生活
月曜日から木曜日までチューリッヒで過ごし大学に出勤し、設計スタジオでの指導を記録し、その他の時間は、クールという山地の街で過ごし、地元の建築家の建物を取材したり、建築家へのインタビューを行っています。さらに時折、山奥のフリン村に出かけ、更新された木造家屋の調査に出かけます。週末の夜、クールのバーで若手の設計者たちと話をするのが息抜きです。

















 ゲストの住むクール風景(撮影:樋口貴彦)

2013年5月18日土曜日

今後の予定

発起者兼モデレーターのALIMOです。 
今日のタリンは霧かがっています。 
SALONAIRの今後の予定について少しお話しします。

今後のゲストは、以下のようになっております。

■5/26(日) 樋口貴彦(建築/チューリッヒ、クール/スイス)
■6/9(日) 鈴木悠哉(ドローイング、インスタレーション、ヴィデオ/ベルリン/ドイツ)
■6/23(日) ハラサオリ(ダンスパフォーマンス、映像/ベルリン、ワイマール/ドイツ)
■7/7(日) 木村悠介(舞台芸術/ベルリン/ドイツ)
■7/21(日) 奥田昌輝(アニメーション/モントリオール/カナダ)

その後の予定としまして、
9月から第二期として始められるよう願い、すでにゲストのリサーチを始めたところです。相変わらず僕からいきなり連絡するというスタンスです。海外在住のすべての日本人アーティストにSALONAIRは開かれていますが、今後ぜひとも参加していただきたい方々は、日本と反対側の国にいる方やアジア在住の方、音楽、文学、キュレーターであり、現在探しています。
面白い海外在住日本人アーティストを知っている方は、ぜひSALONAIRまでご紹介してください。

連絡先:orjaonair@gmail.com