2013年10月28日月曜日

第14回ゲスト:日名淳裕

次回SALONAIRは、11月10日(日)日本時間 23時スタートです!













1983年広島県生まれ。2008年早稲田大学第一文学部ドイツ文学専修卒業。2010年東京大学大学院人文社会系研究科ドイツ語ドイツ文学専門分野修士課程修了。2011年よりオーストリア政府給費生としてウィーン大学文学部ドイツ学研究所に留学中。専門はドイツ語文学、とりわけオーストリアの詩人ゲオルク・トラークル(18871914)を中心に近現代ドイツ語詩について、韻律論、草稿分析、受容史など多角的視点から研究。2012年ウィーン大学文学部にて博士論文執筆資格取得。  

論文 
Laurenziberg/Sils-Maria Kafkas Er im Vergleich mit einem Gedicht Nietzsches
ドイツ文学1432011, pp153-161
George und Hofmannsthal revisited ―詩「ふたり」と『盟約の星』― 
詩・言語782013, pp37-53 

ワークショップ 
The power of colour / Die Farbkraft und Farbmacht ベルリン・フンボルト大学 2013
口頭発表:Farbkraft in den Werken Georg Trakls und ihre Entwicklung bei Paul Celan ―Trakls „Delirium“ und Celans „Erinnerung an Frankreich“



ゲストが活動しているウィーンの風景(撮影:日名淳裕)































ゲスト山根星子さんとの対談延期について

第14回SALONAIR(ゲスト山根星子さん)は、10/27の放送中、PCの不具合が続いたため、良質な対談が出来ないと判断し、やむなく中止いたしました。よってアーカイブ映像もありません。楽しみにしていた方々ごめんなさい。
日を改めまして、11月中にゲスト山根星子さんの回を行なう予定です。日程が決まりましたら、再度告知させていただきます。

2013年10月21日月曜日

第14回ゲスト:山根星子

次回SALONAIRは、10月27日(日)日本時間 24時スタートです!
※いつもより1時間遅い24時からの放送です。


















4歳からヴァイオリンを始める。大阪府立夕陽ケ丘高等学校音楽科を経て、愛知県立芸術大学音楽学部卒業、同大学院修了。ロストック音楽大学でDiplom取得、首席で卒業。在学中ブランデンブルク国立管弦楽団で研修生として務める。現在では様々な音楽活動を展開。2011年からドイツの音楽グループTangerine Dreamのバイオリニストとして初の日本人メンバーとなり、世界各国でのコンサートに参加。その他、ジェーン・バー キン(フランス)sub-tle.(ドイツ)など、様々なツアーサポートをしている。自身のプロジェクトとしてはヴァイオリンとエレクトロニカのソロ・プロジェクトTukicoライブミュージックとコンテンポラリーダンスとのダンスカンパニーTansikKlangsteinとヴァイオリンとのデュオKiSeki(木石)などがある。



ゲストが活動しているベルリンの風景(撮影:山根星子)



第13回ゲスト:瀬山葉子(ベルリン、オランダ、スウェーデンなど)アーカイブ映像


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2013年10月19日土曜日

<後記> 第12回ゲスト:三原麻里さんより

 私自身の留学準備にあたっては、色んな方に本当にお世話になった。ので、私もこれから国外へ出ようとしている人のお手伝いができればいいな、との思いから、サロネアへ出演させて頂いた。しかし稚拙なトークしかできず(しかも映像も出てないというのに)申し訳ございませんでした…。
お詫びにこの場を借りて、いくらかの補足を。

 テスト生用VISAと、現地での滞在許可証申請についての体験記は、過去にブログにまとめたので、そちらを参照して頂ければと思う。

フランス人とのコミュニケーションについて
 お店やレストランに入って笑顔で挨拶はデフォルトだが、ここでもう一声を。挨拶はBonjour!だけでなく、Bonjour Monsieur (ou Madame) !と、ムッシュー(もしくはマダム、話しかける相手に合わせて)と付け加えた方が、フランス人にとっては感じが良いらしい。言うと言わないでは、対応が若干違う気がするので、ぜひ挨拶の時はムッシュー、マダムを付け加えてみて頂きたい。

持ってきて良かったと思うもの
・ファンデーション予備(ハイブランド以外では肌に合う色がなかなか見つからないので)
・気分が落ち込んだ時用DVD(クスっと笑えるものが。癒されるものが良い。私の鉄板DVDは、水曜どうでしょう、映画「南極料理人」)、本、漫画、雑誌とか。
・湿布
・菜箸
・シリコンスチーマー(日本では100均でも買えるのに、こちらではルクエの高価なものしか見かけない)
Sサイズのコーヒータンブラー
他にもあろうが、キリがないのでこのあたりで。あとは、ガッツとやる気、しかし同時に最初は何事もうまく行かなくって当たり前、だって外国だもの、というほど良い諦念を持って旅立つと良いと思う。

さて、このあたりから真面目に後記。
実はsalonairの出演依頼を頂き、他のアーティストの方々のアーカイブ映像や後記を拝見し、非常にドキドキしてしまった。なぜなら、「私、こんなに色々考えて外国に出てきたわけじゃないんだよね…!」というのが正直なところだったからである。
西洋音楽を学ぶ者にとって、しかも特に演奏解釈が楽器に拠るところが非常に大きいオルガン専攻の私にとっては、西洋で学ぶというのはあまりにも自然な成り行きであり、必須のことのように思われたからというだけの理由で日本を出たのである。

しかしそれは、正解でもあり不正解でもあったのだが、私は来てみて良かったと思う。幸いなことにシャルトルのコンクールで優勝し、そのコンサートツアーの最中、歴史的な楽器に触れる機会に恵まれた。得たものは、ずばり耳の記憶である。オルガニストはストップを操作し、音色を自分自身で組み合わせて作品を演奏するのだが、耳が歴史的な楽器の音色を、自然と探り当てるようになったのだ。西欧に住む人々にとってはなんでもないことかもしれないが、私には、まさにプライスレスの経験である。

今年一年間は、文化庁の海外研修員として派遣されているが、1617世紀頃のフランス古典と呼ばれるジャンルのオルガン音楽について理解を深めていきたいと思っている。そして同時にコンサートツアーも引き続き行っていく。
12月はパリのノートルダムとパリ近郊の街で、来年2014年からは2月セビリャ、3月はル・アーブル、4月はコニャック…などと続くので、ぜひブログのコンサートインフォメーションに目を通して、もし機会があれば、ご来場頂けると非常に嬉しく思います。(そしてCDも聴いてくださると、飛び上がるほど嬉しいです)

最後になりましたが、この非常に興味深い企画に呼んでくださったALIMOさん、グループ通話で映像が出ずに迷惑をおかけしてしまいました大野要介さん、本当にありがとうございました!


2013年10月16日水曜日

第13回ゲスト:瀬山葉子

次回SALONAIRは、10月20日(日)日本時間 23時スタートです!

東京生まれ。現在はベルリンを基盤に活動。
 幼少期からバレエなどの舞踊を学び、武蔵野美術大学で建築を学んだ後、2004年からイギリス、オランダで舞台美術やメディアアートを学ぶ。オランダ王立芸術アカデミーではアートサイエンスの修士を取る。
 他メディアのアーティストとのコラボレーション作品を多く手がけ、また個人でも空間と時間を基盤にしたインスタレーション作品を発表している。共同作品 Plane Scape」はオランダ、ハーグ市のWorkspace Filmhuis賞を獲得し、個人作品「Light Work #6: In Soil」も主に欧州を始め、多くの発表の機会を得ている。
 同時にセノグラファーとして、独自の空間作品をコンテンポラリーダンスなどの振付家や音楽家と組んで舞台発表もしている。主な作品として、振付家イリ・キリアンの「Mémoires d’Oubliettes」の舞台美術、近年は元ネザーランド・ダンス・シアターの舞踊家、振付家レスリー・テルフォードと組んで、舞踊と美術の枠を超えた作品作りを目指し、スペイン、オランダ、カナダで発表している。
現在、ポーラ美術振興財団の在外研修助成を受け、2014年5月にスウェーデン、ウメア市のノーランドオペラ劇場にて発表予定の新作に向けての研究、作品作りに励んでいる。 

Web サイト:http://www.yokoseyama.com/news.html


















 ゲストが活動しているベルリンの風景(撮影:瀬山葉子)

2013年10月4日金曜日

第12回ゲスト:三原麻里

次回SALONAIRは、10月13日(日)日本時間 23時スタートです!


東京藝術大学音楽学部オルガン科卒業、同大学大学院音楽研究科修了。学内にて安宅賞、アカンサス音楽賞を受賞。オルガニスト協会主催第35回新人演奏会に出演。これまでに、オルガンを河野和雄、今井奈緒子、廣江理枝の各氏に師事。201110月より渡仏、カン国立地方音楽院オルガン科に在籍し、エルワン・ル・プラド氏のもとで研鑚を積む。

2009年より、ミシェル・ブヴァール、フランソワ・エスピナス、エリック・ルブラン、オリヴィエ・ラトリー、クリストフ・マントゥー氏らのマスタークラスを受講し、フランスオルガン音楽について理解を深める。
2012年、第23回シャルトル国際オルガンコンクールにて、グランプリ(演奏部門)を受賞。2013年より一年間文化庁の新進芸術家海外研修員としてフランス・カンに派遣される。
日本だけでなく、フランスを中心にヨーロッパ各地に招待され、精力的に演奏活動を行っている。



ゲストが活動しているフランス、カンの風景(撮影:三原麻里)